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円形脱毛症とは?

 

円形脱毛

円形脱毛症は、頭皮や体毛の一部が円形または楕円形に脱毛する病気です。100人中1~2人がかかると言われている、比較的よく見られる病気です。

 

原因

円形脱毛症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の3つの説が有力です。

  • 自己免疫疾患説

円形脱毛症は、自己免疫疾患の一種であると考えられています。自己免疫疾患とは、自分の体に対して免疫が反応して、体内の細胞や組織を傷つける病気です。円形脱毛症では、毛根を攻撃する自己抗体が産生され、毛根が破壊されることで脱毛が起こると考えられているのです。

 

  • ストレス説

円形脱毛症は、ストレスによって発症するのではないかとも考えられています。ストレスによって、免疫系のバランスが崩れ、自己抗体が産生されやすくなると考えられています。

 

  • 遺伝説

円形脱毛症の家族歴がある人は、そうでない人に比べて円形脱毛症を発症するリスクが高いことがわかっています。そのため、円形脱毛症には遺伝的な要因も関与していると考えられています。

 

症状

円形脱毛症の症状は、頭皮や体毛の一部が円形または楕円形に脱毛することです。脱毛部位の毛は、抜け毛のように根元から抜け落ちるのではなく、毛根が残ったまま抜け落ちます。そのため、脱毛部位の毛穴は、空洞になっていることが多いです。

円形脱毛症は、1~2cm程度の小さな脱毛部位から始まり、徐々に大きくなることもあります。また、複数の脱毛部位が同時に発生することもあります。

 

治療

円形脱毛症の治療には、以下のようなものがあります。

ステロイド剤は、炎症を抑える効果があります。円形脱毛症の初期段階では、ステロイド剤を脱毛部位に塗ることで、効果が期待できます。

 

ミノキシジルは、血管拡張作用を持つ薬です。円形脱毛症では、毛根に栄養が行き渡らないことが原因の一つと考えられています。そのため、ミノキシジルを脱毛部位に塗ることで、毛根に栄養が行き渡り、発毛を促す効果が期待できます。

 

  • 光線療法

光線療法は、紫外線やレーザーなどの光線を脱毛部位に照射する治療法です。光線療法には、円形脱毛症の再発を予防する効果も期待できます。

 

免疫抑制剤は、免疫の働きを抑える薬です。円形脱毛症は、自己免疫疾患の一種であると考えられているため、免疫抑制剤を投与することで、自己抗体の産生を抑制し、脱毛を改善する効果が期待できます。

 

予後

円形脱毛症の予後は、一般的に良好です。多くの場合、自然に回復します。ただし、回復するまでに数カ月から数年かかることもあります。また、再発する可能性もあります。

 


まとめ

円形脱毛症の予防法は、確立されていません。しかし、ストレスを溜めないようにする、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を摂るなど、健康的な生活を心がけることで、円形脱毛症の発症リスクを下げることができると考えられています。